● いぬは、三国志少年だったと、何度か書いたバウ。
● とはいっても、「マイナーな武将のあざ名を言える自慢」とかそういった、データ的なマニアにはならなかったバウ。
● とにかく三国志演義の話が好きなんですね。いろいろ読みました。中国の漫画とかも。あと、中国へ行って関羽の置物や人形を買ってきたりする程度のファン。
● 横山光輝の三国志は、失礼ながらあまり評価していないバウ。吉川英治の小説を元にしているみたいだけど、横山光輝は、吉川英治しか読んでないんじゃないかなぁ。いや、人物の容貌は立間祥介版のさし絵がお手本か。
● いろいろ比べ読みするには、まず、冒頭の書き出しが、一番興味深いバウ。書く人によって、どんな風に始めるか個性が出せる部分。しょせん、三国志演義など史実からは離れてるのだし、どんどんオリジナル描写で読者を引きつけてほしい。
● 横山光輝三国志は、そのまま吉川英治版とそっくり同じ、劉備が大河で想いを馳せるという場面から始まるバウ。もっと、工夫してほしかったよー。
● 武将の名前を借りただけ、設定だけのなんちゃって三国志ではないバウ。恋姫†無双は、三国志の魂がちゃんと伝わってくる物語だバウ。
● 人形劇三国志の張飛の娘の名前は「りんりん」でした。恋姫†無双の張飛の愛称も「りんりん」。制作者が人形劇三国志まで把握して、尊敬して、本歌取りしたものと読み取れます。
● かわいい女子がたくさん出てきて、かわいい声がたくさん聞けて、しかも三国志ネタだなんて、まさに、いぬ向けの作品。こりゃ傑作だバウ。