iTMSで買える伊福部曲


伊福部

● じじぃ、死にやがってよ。

● 生きてるときに聞くのと、死んだ人の曲を聞くのは、こんなに感覚が変わるものなのね。最後は細々と、新しい音を聞かせてくれて、毎回楽しみだったのに。くそじじぃ、死にやがって、もう新しいの聞けないじゃないか。

● 通夜のあと、信者さんと語り合ってきたけど、まだまだ発掘されてない曲が多数あるバウね。今後はそれを楽しみにしていけばイイナ。

● くそじじぃ、不死身のようにも思ってた。二十何年も「いつかは」と、心構えしてたけど、実際に直撃したら、ぜんぜん心構えできてなかったバウ。

● 心が真っ白になったといっていた人がいたけど、まさに、それ。

● かといって、仕事など、真っ白のままするわけにもいかず、社会的別人格が、仕事とかやってくれてた。でも、中身は真っ白。まぎれもなく、いぬ人生最大の、事件だった。


シート音楽

● くそじじぃが、書きやがった管絃楽法[Amazon]が無かったら、音楽作れてなかった。

伊福部昭の音楽に出会ってなかったら、違う生き方をしてた。


ゴジラ

● マニアの方の中には、伊福部昭を説明するのに「ゴジラの」とつけるのは、御法度な空気もあったバウ。今回の報道を全局見たら、100パーセント、「ゴジラの伊福部」だったバウね。

● いぬは、それでも、良いと思いますよ。それだけのレッテルつけられるなんて、ありがたいじゃないですか。ゴジラなんかかすむほど、もっと良い曲たくさん書いてるけど。

ゴジラが聞きたいなら、シンフォニア タプカーラ[iTMS]のアルバムに、SF交響ファンタジー第1番[iTMS]が入ってるから、それを聞くと良いバウね。アルバム900円だし。


三味線

● 「上徳じょうとくは徳とせず」と、いつも言ってたな。「味噌の味噌くさいのは、いい味噌じゃない」ということらしいな。

● 音楽に置き換えて、「音楽の音楽らしいのは、いい音楽じゃない」と。ヨーロッパだのベートーベンだのが素晴らしいからと言って、まるでヨーロッパの人のような音楽を作るのは、一級下の作品だというような意味で使ってたな。

● これは、いろいろ当てはめられるぞ。

● 「ダンサーのダンサーっぽいのは、いいダンサーじゃない」「ブログのブログっぽいのは、いいブログじゃない」とかね。


鳥居

● 長文になったが、いぬは、冥福を祈ったりしないぞ。だいたい、伊福部もいぬも神道だし。冥福を祈るのは仏教だろ。ほとんどの報道やブログが、「冥福をお祈りします」だった。まぁ、じじいなら、それぐらい大きい目で見てくれるだろうけどな。

● とっとと神になって、見守ってくれや。あんな神と、同時代に生きてこれたことを、感謝する。関連過去記事:いぬ日記:2000年09月27日(水) トイレで手を洗わない伊福部昭