● 明日、12月2日火曜に、衛星劇場で昭和30年の邦画、「女中ッ子」が放送されます。伊福部映画。古い邦画には名作が多いと言われていますね。そのからくりは、いぬは、こう理解しています。
● そのころは、映画がたくさんたくさん作られていたので、たしかに名画が多いけど、クズみたいな作品も記録に残らないぐらいたくさんあった。本当に数が多かった。今でいう何何パート2なんて続編は、人気があったらすぐ作られ、一本めの三ヶ月後に公開なんてことも多々あったバウ。現在のアニメの状況に近い。作品数が多いことによって、名作も多くなる。
● いぬの中では名作殿堂入りのダ・カーポ。第22話「すてきな思い出」は、特に伝説回でした。猫耳メイドさんの頼子さん。ついに魔法が解けて、猫に戻ってしまう。自分の提案した魔法の桜の木を枯らすという行為によって。
● 最後の思い出のために、純一とデートします。最後とわかっているのは、頼子さんと視聴者。純一の「まだ頼子さんと一緒に暮らせる関係が続くと思っている言動」が、涙を誘いやがる。
● サイドエピソードや、声優のお歌のコーナーもなく、フルサイズ使ってたっぷりやってくれました。総集編以外でははじめてですね。前回からエンディング曲も変わって、なお心に残る作品の格調を漂わせているバウ。挿入歌、yozukaの唄う「ほんとのきもち」も、この話にぴったり合っていました。