● いぬのオリジナル曲のアルバム「興味深いが無視できる音楽 (Apple Music)」が発売・配信になりました。令和4年10月1日。
● 和風アンビエント。即興演奏のニッポンラーガです。
● 今まで自分が作ってきた音楽は、人が聴くのを意識しすぎて、わざとらしい感じがしました。
「ほらほら変わったアイデアだろ」
「どうだすごいだろ」
「さあ注目して聞け」
みたいな作為がありました
● 今回、生まれてはじめて背伸びせず、軽く聞くために作れた気がします
「人に聴かせなければ」なんていう憑き物が落ちた感じ
より自分向けに磨きをかけてます
- 1) クロスリズム
- 4分音符や16分音符と一緒に7連符や11連符などが同居しています
- 「旋律を追いかけるわけじゃないよ」という世界観で展開するという宣言、アルバムの出だしに最適です
- 2) 水族館で流れてそうな
- クラブイベントの開始時刻前にライヒやイーノを流しました
- 「水族館で流れてそうな曲だね」と言われました
- そうか、そういう音楽のくくり方があるのかと思い、曲名に使わせてもらいました
- この曲、聞いていただいた方からも良いと評判です
- 自分でも気に入ってて、1時間でも2時間でも演奏続けていたかったバウ
- 3) べんきょうぎらいのあおちゃん
- 時計と同じテンポなので、チクタクいう時計がある部屋で聞くと、リズムが合うかもしれません
- 4)
暗渠 谷端川 - 板橋から大塚、茗荷谷、後楽園のあたりを通り神田川まで伸びていた、かつての川
- 自分なりの「ラーガ」として、都節音階にそって即興演奏しました
- ラーガの意味合いとか言葉の使い方違うかもしれないけど
- 5) ヴォドゥン
- 30年以上前、血気盛んな頃に作った音楽、無視できる系列曲の元祖
- 15/16拍子だけど、舞踊の公演に使われました
- よく踊れますね
- 音圧とステレオ感を調整しました
- 6) 人気のおにぎり屋さんが移転して近くになった
- いつもの都節ではなく、田舎節と言われる陽音階です
- 明清楽の演奏で慣れ親しんでいる音階です
- 7) アイリス2のプリセット音から
- このアルバムは、iZotopeのシンセサイザーiris2を中心にこしらえました
- 本当にありがたい楽器です
- 8) 素数を読み上げる九州そら
- VOICEVOXの九州そらさんに淡々と読み上げてもらいました
- いい声ですね
- 声の音量が低くて埋もれてる部分があったので、DOTEC-AUDIOのDeeTrimを活用しました
配信サイト
Apple Music、Spotify、Amazon Music、TikTok、LINE MUSIC、YouTube Music、KKBOX、Deezerなど
高音質ファイルを購入できる場所