性欲と創作欲


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● 句読点については、リビドーゆやRと、違う考え方をしています。何年か前に#スタートレックMLで流して、最近#えんらえんらのMLでも再放送したネタを披露します。
 芥川也寸志さん(作曲家で伊福部昭さんのお弟子さん)の持論によると、人間には二通りの種類があるそうです。
 精神的な欲望と肉体的な欲望とが、比例する人と、反比例する人。精神的な欲望というのは、例えば芸術家なら、創作欲です。ものを作るのに、没頭して、全く御飯とか食べなくなる人が反比例型。逆に、がんがん食べながら書いたり、創作が盛り上がってるときに性欲も増大するのが同時昂進型です。
 物書きなら文体を見れば、すぐ分かります。句読点がなかなか来ない人、これは、反比例型です。同時昂進型は、ぽつぽつ歯切れのいい文章を書くそうです。
 反比例型は、地下室などの暗い部屋での創作を好み、窓が大きいと落ち着かない。広い明るい部屋を好むのは、同時昂進型。
 ストラビンスキーは、非常にフレーズの短い人で、「先生の部屋は明るいでしょう」という芥川さんの問いに、こう答えたそうです。「私の仕事部屋は、天井までガラスだ」と。
 ワーグナーなんかは、旋律の息が長いので、反比例型ですね。
 皆さんは、どちらでしょうか。同じ人間でも、状況によって、違うでしょうけど。いぬは、断然ストラビンスキーと同じです。でも、書斎の窓は小さいし、明るい午前中は、寝てしまっていることが多いので、欲求と環境が引き裂かれる毎日です。
 IRCも、いぬとしては、明るいうちにやりたいのです。てれほーだい24時間になって欲しいものです。
最後の部分は、フレッツISDNで、解消されましたね。でも、結局、ネットワークが空いている明け方にいろいろ使うことが多いバウ。

2000.8.14 @798